食事をおいしく食べられる条件下にある時こそ，食生活を鑑みるチャンスと考えています。特に食は医師・スタッフにとっても大変身近で他人事では済まされない，患者さんから厳しい視線の注がれる分野であり，また，人の興味が尽きない部分であるがゆえに，情報が氾濫し錯綜しているように思えます。食・栄養は定義・エビデンスの変化の激しい分野ではありますが，「食は生命を律す」と信じ日々少しずつ実行することで，その苦労とコツが心から理解・体感できれば，助言の言葉が親身で活かせる言葉になるのではないかと考えています。ここでは，中華料理の具体策を考えて参ります。